慈大式THRの術後理学療法
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概要
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骨セメントを用いない慈大式THRの特徴,術後PTプログラムを紹介すると共に,42例(男性4例,女性38例)の治療成績を片側罹患群25例と両側罹患群17例に分け調査・検討した。術後入院期間は,16週のPTプログラムに比べ片側群で4週,両側群で6週遅れた。ROMは,片側群で満足な改善が得られた。股外転筋筋力は,各群とも長期入院の間に筋力3〜4レベルまで改善していた。退院遅延原因として,各群とも疼痛,筋力低下が多かった。平均2年1カ月の術後成績(日整会判定基準)では,各群とも疼痛の著しい改善はみられたが,ADLの改善率が低く,股関節の可動性,筋力を必要とする動作の障害が大きかった。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1986-10-10
著者
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