早期接触の研究 : 咀嚼筋筋活動・初発咬合接触・顎運動の同時記録法と特徴について

概要

論文の詳細を見る
咀嚼筋の筋清動・初発咬合接触時点・顎運動の3者を同時に記録, 再生できる装置を組み立て, その特徴について調査した。本装置は筋活動を表面電極による双極誘導法で, 初発咬合接触を前額部に貼付した micro vibration pick up で, 顎運動を Mandibular Kinegio Graph でピックアップし, これらの信号をまずデータレコーダーに同時に記録し, データレコーダーのテープスピードを変えて再生し, ベンレコーダーに描記するものである。本装置の特徴は, データレコーダのテープスピードとペンレコーダーの紙送りスピードを調整すること, およびテープカウンターを利用した address index を用いることにより, 記録内容の時間拡大が可能で, 筋活動の活動電位・初発咬合接触・顎運動が忠実に再生できるため, 筋活動の大小, silent period, 咬合接触滑走時間およぴ下顎運動・筋活動・初発咬合接触の3者の関連性を詳紬に観察できることである。
特定非営利活動法人日本歯周病学会の論文
1987-06-28