地震時における砂質地盤の液状化の統計的方法による予測
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概要
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本論文は統計的手法により液状化の発生予測を行う手法を示したものである。液状化の起こりやすさを表現するために液状化ポテンシャルの評価式を液状化発生要因の関数として表わし, 各要因の係数を過去の調査における液状化地点, 非液状化地点をできるだけ完全に分離するという条件のもとで決定している。具体的な係数決定のために, 4要因, 6要因の場合ついて, Seedらが要約した基本調査データを統計的に処理している。得られた液状化ポテンシャルの表式によって液状化グループと非液状化グループの判別を行った結果, 6要因式の的中率がよいことを見出している。また, Whitmanの要約したデータについても同様であることを示している。Seedらは地表加速度と室内試験結果とを併用する簡易予測法を提案しているが, この方法による限界N値をこの研究による4要因式から求めた限界N値と比較した結果から, 両者はよい一致を示すことも明らかにしている。
- 1979-06-15
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