現場実験による特殊土壊(シラス層)急斜面の土壊浸蝕について((第一報)
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概要
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この研究報告は, 雨水流に対する耐浸蝕性が極めて低いとの定評のある, 南九州一帯に分布する火山灰性土壌-シラス層急斜面の土壌浸蝕に関する基礎的資料を得る目的で行った一連の現地実験による調査研究をまとめたものである。従来, シラス層に於ける切取法面勾配は経験的に緩傾斜より急傾斜, それも鉛直に近い方が雨水流浸蝕に対しては極めて効果的であると言われて来ている。この論文では, その事実の裏付となるべき実験的資料を得てその考察を行うと共に, これまでの室内実験により得られなかった自然成層急斜面の雨水流による土壌浸蝕機構の考察解析を行ったものである。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1959-04-15
著者
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