D-ガラクトサミン感作マウスを用いたサルモネラ不活化ワクチン中の毒性を有するエンドトキシン含有量の推定試験法(短報)(細菌学)
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概要
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サルモネラ不活化ワクチン中のエンドトキシンによる毒性をD-ガラクトサミン感作マウスを用いて推定する試験法を開発した.D-ガラクトサミン感作マウスに,10倍階段希釈したワクチンを腹腔内投与して,ワクチン投与後3日間マウスの致死性を観察した.C3H/HeNマウスを試験に用いた場合,最も良い結果が得られた.本試験法でのマウスのLD_<50>(対数)とリムルス法で測定したエンドトキシン量との間に相関関係が観察された(r=0.81).これらの結果から,本試験法によって,サルモネラ不活化ワクチン中の生物学的活性のあるエンドトキシン含有量を推定することが可能であると思われる.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2004-12-25
著者
-
瀧川 義康
北里研
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澤田 章
北里研
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瀧川 義康
(社)北里研究所生物製剤研究所
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瀧川 義康
(社)北里研究所家畜衛生研究所
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川原 一芳
(社)北里研究所生物製剤研究所
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澤田 章
(社)北里研究所生物製剤研究所
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久米 勝巳
(社)北里研究所生物製剤研究所
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瀧川 義康
(社)北里研究所
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