タイ国6県の乾期における牛の線虫寄生状況(短報)
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概要
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タイ国北部(チェンライ, ランパン), 東北部(コンケン, マハサラカン, ナコンラチャシマ), 東部(チョンブリ)の6県において乾期に牛の糞便線虫卵数と血清ペプシノゲン濃度を測定した.検査牛の82%に線虫卵が検出された.ペプシノゲンは78-2, 951mUであった.チョンブリでは虫卵数, ペプシノゲンともに他県より高かった.コンケン, マハサラカンで乳頭糞線虫濃厚感染子牛が発見された.それらの感染源は特定できなかった.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1998-04-25
著者
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中村 義男
農林水産省家畜衛生試験場
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中村 義男
農林水産省家畜衛生試験所
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Chompoochan T
タイ国立家畜衛生研究所
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Prasitiratana P
タイ国立家畜衛生研究所
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Chompoochan Tasanee
タイ国家畜衛生・生産研究所
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Prasitiratana Piyanoot
タイ国家畜衛生・生産研究所
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中村 義男
農林水産省国際農林水産研究センター
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