部分バックオーダを考慮した経済的発注量モデル
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概要
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本研究は品切れ期間中に需要の一部がバックオーダされる単一品目を対象として, 需要と調達期間が確定的であるという仮定の下で, 発注費用, 保管費用.それから時間に比例するバックオーダ費用および遺失販売単位当りの固定ぺナルティ費用を含む在庫システムの年間費用関数を導いて, 経済的発注量を求める確定的在庫モデルを提示する.モデルAでは, バックオーダ期間の長さtに依存して線形的に減少するバックオーダ比率の関数β(t)を組み入れて年間費用関数を導いて, 経済的発注量を求める反復的解法を提示している.一方, モデルBでは, バックオーダ比率の関数β(t)がバックオーダ期間の長さによって負の指数関数にしたがって変化するという仮定のもとで年間費用関数を導いて経済的発注量を求めている反復的解法を提示している.本研究で提案している両モデルにおいて品切れ期間中需要がすべてバックオーダになる場合.即ち, バックオーダ比率の関数β(t)が1のとき, 一般的なバックオーダ在庫モデルに還元される.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1994-06-15
著者
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