車いす用段差乗越え機構の実験と開発
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概要
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手動車いすの走行上の障害の一つに, 段差の乗越えの問題があるが, そのための機構についてはほとんど研究されていないようである.本研究の目的は, 手動車いすを対象に, 従来の車いすで乗越え不可能な高さの段差を乗越えられる新しい段差乗越え機構の開発にある.まず本研究で着目する段差乗越え機構の基本原理を示す.車いすが段差を乗越えるさいに受ける抵抗力の測定条件と方法を述べ, 従来の車いすの段差抵抗力や車いす使用者の出しうる力を実験によって明らかにする.次に本機構の構成を示し, その基本設計のための諸実験を行い, 実験結果に基づいた試作品を制作している.その試作機構を車いすに装着して, 種々の高さの段差に地する抵抗力を測定した結果, 従来不可能であった高さ段差を比較的わずかな力で乗越えられることが明らかにされている.したがって, 本機構が車いすの操作上の障害であった段差乗越えに有効であるという事実を見いだしている.
- 1991-02-15
著者
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