共通周期による定期発注方式の確率需要モデル
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概要
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共通周期による定期発注方式(COCS)とは, 在庫品目をいくつかのグループに分け, グループごとに共通の周期で発注することにより, 多品目を個別に管理することに起因する出費や繁雑さの軽減を目指す在庫管理方式である.本報告はCOCSの確率需要モデルを扱っており, 各期の需要が正規分布に従うと仮定した場合の費用関数を導き、モデルの定式化と動的計画法を用いた二つの解法を提案している.グルーピングしない場合に対するグルーピングの追加費用率は, 個々の品目の最適発注周期の逆数をτ, 段取費αをτの度数としたときのτの分布パターンに左右される.一般に, 追加費用率の大きさはτの分布の変動係数の大小関係に一致するが, グループ数の増加に伴って指数曲線的に減少する.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1987-06-15
著者
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