変わりゆくミュージック都市ナッシュビル : 日本企業の進出
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概要
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1980年代に入って, 日本の多くの企業が海外に工場を建設する気運が高まった.そうした気運の動きは, アメリカ合衆国州政府の日本企業誘致運動と合まって, テネシー州ナッシュビルへ進出した企業あるいはこれから進出しようとする日本企業の数は, 急速に増えつつある.景気が沈んでいたこの時機に, アメリカ企業は生産性の低下や失業率の高騰に悩み企業の拡張を抑えてきただけに, 日本企業の動きはことさらに目立っている.この報告書では、はじめにナッシュビル近郊のアメリカ企業が日本企業に寄せる関心を集約する.そして進出してきた日本企業の活躍ぶりを中心に, 一例として東芝の資材管理、日産のトラック操業開始の状況をお伝えする.ミュージック都市U.S.Aとして知られるナッシュビルは, ここ数年の間に工業都市へとその姿を変えつつある.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1984-02-15