長期的に見たリスク最小を狙う仕入れ販売計画 : マルコフ決定過程による数値解(第1報)
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概要
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不確実な見通しのもとで意思決定を行う場合には, 倒産の危険を小さくすることと利益を大きくすることは両立しがたい関係があるといわれている.1回だけ仕入れと販売をする場合には, 仕入れ個数を少なくすることによって倒産確率を小さくすることは可能である.しかし, 繰り返して営業する場合には, 仕入れ量を小さくすれば期待利益も小さくなるのでいつまでも倒産の危険が大きい状態が続くことになり, 長期的に見るとかえって危険になることが考えられる.逆に仕入れ量をある範囲内で大きくすれば1回目の倒産確率は大きいが期待利益も大きくなるので, その第1回目に倒産しなければ次ぎに倒産する確率は小さくなる.本研究では, 不確実な需要の下で仕入れと販売を継続的に繰り返す場合に, 長期的に見て倒産のリスクを最小にする仕入れ・販売計画を検討する.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1982-06-15
著者
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