長期的に見たリスク最小の工場規模
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
不確実な見通しのもとで工場を建設する場合, 工場規模を期待利益最大の規模に近づければ, 小さい規模より大きい期待利益は得られるが, 増加した年間固定費によって"倒産"の危険も大きくなる.逆に規模が小さすぎると, 得られる利益は小さくなるため, かえって危険になる場合がある.本研究では長期的な立場からこの問題を検討し, 倒産の確率を最小にする規模を求め, 最適解をもつ特徴を調べるとともに, 四つの近似解法を検討せんとするものである.なお, 諸近似解法による解を最適解と比較した結果, そのなかのいくつかの方法は最適規模の存在する範囲を検討するとき, あるいは各要素に推定誤差があった場合に最適解に及ぼす影響の程度を調べるときなどに便利であることがわかった.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1983-06-15
著者
関連論文
- 長期的に見たリスク最小をねらう仕入れ販売計画 : 簡略解放の検討
- 長期的に見たリスク最小を狙う仕入れ販売計画 : マルコフ決定過程による数値解(第1報)
- 近似的解法 : 長期的に見たリスク最小を狙う仕入計画(第2報)
- マルコフ分析による厳密解 : 長期的に見たリスク最小を狙う仕入計画(第1報)
- 作業時間割付および作業者配置による製造時間短縮効果の考察
- 長期的に見たリスク最小の工場規模
- 工場規模に関する採算性と安全性の同時考察
- 長期的に見たリスク最小の工場規模
- 価格が変動するときの購買計画 : 価格の大小順位による購買方策