現地国産化計画への適応問題に関する研究(第1報)
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概要
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自動車や家電製品などの部品加工と組立てを主とする製造企業が開発途上国に進出する場合, 一般に, 完成品の輸出から始まって, 次にCKD輸出の段階にはいり, しだいに部品自体の現地化を実施してゆく, というステップをふむ, 近年みられる顕著な傾向の一つは, 現地国政府が, CKD組立てのみの段階から部品国産化への移行を促進するために, 達成すべき最小国産化率を含んだ国産化計画を実施しつつあることである.本研究は, すでにCKD組立てを実施している企業がこの国産化計画に適応しようとする場合に直面する二つの重要な基本問題である, 国産化部品の選択問題とプロダクト・ミックスの決定問題に焦点を当てる.本第1報では, まず, 国産化計画に適応するうえで発生する基本問題の構造と特徴について述べ, あわせて, 基本問題の一つである「国産化部品の選択問題」についてその第1段階の研究結果を報告する.
- 1977-06-30
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