あいまいオートマトンによるシステムの発見的構成
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概要
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これまで, システムの最適構成問題は, 組合せ問題として, あるいは, サブシステム間の結合関係を規定するために構造変数を導入し, これを変分問題として解く方法が考えられてきた.しかし, これらはサブシステムの数が増加するにしたがい最適化のための計算量が急激に増加し, 数値計算上, 実行不可能なるおそれを含んでいる.一方, 実際問題としてシステムの最適構成を考えるとき, それは種々の制約のもとにおかれ, かつ, それまでの学習にもとづく経験によりシステム構造にたいする自由度は, かなり減少すると考えられる.したがって, 問題を限定すれば, 発見的方法によっても最適な構造にたいする有力な候補を選びだすことが可能であろう.そこで, ここでは, 学習の結果を直接反映することが可能な一手法として, あいまいオートマトンによるシステムの発見的構成法を提案した.また, いくつかのサブシステムからなるシステムの構成問題にこれを適用することによりその妥当性を検証する.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1977-06-30
著者
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