目標設定理論の概念 : 目標設定理論(第1報)
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概要
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企業をとりまく環境が激変し, 企業経営諸システムの関連する領域がますます拡大, 複雑多岐化している今日, 企業経営諸システムの目標は, たんに現象に対する改善策の追究のみであってはならない.従来の目的分析型の思考で, いくつかの確定された条件のもとに最適目標を設定したのでは, 環境変化に積極的に適応する安定した企業活動は望めない.本報告では, システムと環境との因果関係を創造による自然法則性として発見することにより, たんなる現象解を意図しない目標設定理論の基礎概念を明らかにする.本文の内容は目標設定理論のよりどころとなる理念の体系化, そこで使用される総括流れおよび因果律型思考の概念規定, さらに対象の客体としての把握, 効果最大化の多元目標の探索から, 実行可能な単純具体化されたカレント・エンジニアリングの目標を設定する目標設定理論の思考プロセスに言及することである.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1977-03-31
著者
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