封入体肝炎を示したハトから分離したアデノウイルスの病原性と遺伝子解析
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概要
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台湾で封入体肝炎を示したハトからアデノウイルス(ハトアデノウイルス, PA)を分離し, 特定病原体不在(SPF)鶏およびレース鳩に対する病原性を検査した.1日齢のSPF鶏の皮下に10^4の50%培養細胞感染価(TCID_<50>低用量)および10^8 TCID_<50>(高用量)接種した.高用量接種群では接種後3日から死亡が認められ, 死亡率は100%に達したが, 低用量接種群では接種後6日から死亡が認められ, 14日間の死亡率は90%であった.成鶏はPAに抵抗性を示すと思われた.しかし, このウイルスはハトにおいてニューカッスル病ウイルスに対する抗体産生を抑制した.このPAはBamHIおよびHindIIIの制限酵素切断パターンから遺伝子型groupDに属することが明らかになった.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2000-09-25
著者
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王 金和
Department Of Veterinary Medicine National Taiwan University
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張 中明
Department of Veterinary Medicine, National Taiwan University
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張 中明
Department Of Veterinary Medicine National Taiwan University