抗ネコ免疫不全ウイルス剤としての8-difluoromethoxy-4-quinolone誘導体:FIV増殖阻害活性に重要な構造の検討
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概要
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種々の8-difluoromethoxy-4-quinolone誘導体の, ネコ免疫不全ウイルス(FIV)増殖に対する阻害効果について, FIV持続感染細胞株P-CrFKを用いて検討した.用いた誘導体のうちいくつかは, 細胞毒性を示さない濃度で用量依存的にP-CrFK細胞からのFIV産生を阻害した.本研究を通して, (i)C-3位の修飾がカルボキシル基であること, (ii)C-7位ピペラジンの4位の修飾が芳香族であることが, 抗FIV活性を発揮するための重要な構造であることが示唆された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2000-02-25
著者
-
山下 誠
三共株式会社 第二生物研究所
-
柏瀬 裕人
三共(株)第二生物研究所
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勝部 哲嗣
宇部興産(株)宇部研究所医薬研究部
-
木村 富美夫
三共(株)化学研究所
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西垣 隆
三共(株)第二生物研究所
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山下 誠
三共(株)第二生物研究所
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西垣 隆
三共(株)バイオサイエンス研究所
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山下 誠
三共(株)バイオサイエンス研究所
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