Sarafloxacinをウナギ(Anguilla anguilla)に経口投与したときの体内動態に関する研究
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概要
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Sarafloxacin 15 mg/kgを水温24℃でウナギ(Anguilla anguilla)に強制経口投与したときの体内動態を高速液体クロマトグラフィーを用いて検討した. 最高血中濃度時間(T_<max>)は12時間で, 最高血中濃度(C_<max>)は2.64μg/mlであった. 吸収速度定数(Ka)は0.23/時間であった. T_<max> 後の薬物消失曲線は2コンパートメントオープンモデルに従った. 分布速度定数(α)は0.085/hrで, その半減期(t_<1/2α>)は8.15時間であった. 消失速度定数(β)は0.023/hrで, その半減期は30.13時間であった. 血中濃度曲線下面積(AUC)は56.7μg・ hr/mlであった. 肝, 腎, 筋, 皮膚での最高濃度はそれぞれ13.39, 5.53, 1.82, 0.78時間であった. 血漿, 筋皮膚での濃度が検出限界(0.07μg/ml)以下に下がるには7日を要したが, 肝と腎では14日であった.
- 1999-05-25
著者
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Wang Way-shyan
台湾
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Wang W‐s
National Chung‐hsing Univ. Twn
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Wang Way-shyan
国立中興大學・獣医学系 台湾
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Ho Shu-peng
国立中興大学・獣医学系
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Ho S‐p
National Chung‐hsing Univ. Twn
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Cheng Chin-fu
国立中興大學獣医學系
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Wang Way-Shyan
国立中興大学・獣医学系
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