ウサギの妊娠関連蛋白に関する研究 : ウサギ妊娠関連蛋白の免疫化学的検索と妊娠時における血中動態
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概要
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ウサギの妊娠時に血清中に出現する妊娠関連蛋白について, 澱粉ゲル電気泳動法を用いて検索し, いわゆる"pregnancy zone"の存在を確認した. いっぽう, ウサギ妊娠血清でラットを免疫して得た抗血清を凍結乾燥雄血清で吸収し, 吸収抗血清と妊娠血清を用いて免疫電気泳動法等により妊娠関連蛋白の検出を行い, 妊娠血清中に二種類の蛋白を認めた. ひとつは, 妊娠時に特異的と考えられるpregnancy-associated leporine protein-1 (PALP-1)であり, 他は妊娠時に増量すると考えられるPALP-2であった. Single radial immunodiffusion法でPALP-2の血清中の生理的動態を測定すると, 妊娠中期から漸次増加を示し, 妊娠末期に最高値を示したが, 分娩後血中濃度は漸次減少した.
- 1983-02-25
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