ブタエンドセリン-1遺伝子の構造と染色体位置決定
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概要
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ブタのエンドセリン-1 (EDN1)遺伝子の構造を明らかにするために, ブタEDN1 cDNAをプローブとして, ブタコスミドライブラリーをスクリーニングし, ブタEDN1遺伝子を含むコスミドクローン, cosEDN1を得た. cosEDN1の塩基配列を決定した結果, 本クローンにはブタEDN1遺伝子全長が含まれていること, また, ブタEDN1遺伝子は, 5個のエクソンから成る約6.5キロベースの遺伝子であることが明らかになった. まだ, ブタEDN1遺伝子の5'上流には, AP-1およびNF-1エレメントが存在することから, ブタEDN1遺伝子は, Fos/JunプロダクトおよびTGFβによりその発現が制御されでいることが示唆された. さらに, cosEDN1 DNAをプローブとして蛍光in situハイブリダイゼーションを行ったところ, ブタEDN1遺伝子は7番染色体のpl3->pterに位置していることが明らかになった.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1997-06-25
著者
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安江 博
農林水産省畜産試験場
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安江 博
農林水産省畜産試験場:筑波大学農林学系
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小島 美咲
農林水産省畜産試験場
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大畠 浩輔
農林水産省畜産試験場
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大畠 浩輔
農林水産省畜産試験場:筑波大学農林学系
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