生石灰グイ工法について
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概要
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深層軟弱地盤改良工法として近年よく採用される生石灰パイル工法は, 標準仕様書もなく, 施工技術者の理解に欠けることが多いとして, 本論文においては, 筆者の経験から得られた本工法における問題点が数多く指摘されている。設計に関しては, 従来の強度増加公式に含水比の項が欠けている点が指摘され, それを加味した著者の提案がなされている。施工法に関しては, せん孔と生石灰充てんに関して, 2,3の工法をあげその問題点を指摘し, 改良効果を高めるために, 分割打設を推奨している。また工法の信頼性に関しては, 従来の失敗例がほとんど生石灰の充てんの不足に原因しているとし, 本設計の前の試験工事の必要性を強調し, かつ施工後の土質調査結果にも注意すべきであると述べるとともに, 解析時に, 生石灰グイ打設地盤を複合地盤とみるときの生石灰グイ自体の強度が過大評価される傾向があることを指摘している。さらに, 本工法の確実な施工のために標準仕様書, テキストなどの発行が望まれるとしている。
- 1976-06-15
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