マトリックス法による横力を受けるクイの解法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
変形法を使用し, 静的な横力を受ける単グイの挙動を非線型弾性曲線法で求めようとするものである。水平方向地盤反力係数Kは, 地層や深さなどにより変化するものであるが, 変形法による解法は, クイの断面に関係なく, 任意のKの値を用いた演算で処理できるという利点を持つ。本研究では, クイを分割し, 各節点のつり合い条件式を導き, これをマトリックスによって表現して解法を進めている。さらに, ヒンジ点および支点の処理, Newton-Raphson法における初期値について論じ, 最後に, 琵琶湖大橋橋脚基礎グイを例にとり, 篠原, 大久保および林, 宮島らのK値を用いて, デジタルコンピュータによる, 非線型弾性曲線法の計算例を示している。本解法は非線形弾性曲線法における水平方向地盤反力係数がわかるとしたとき, つぎのような場合に有効に使用できると結論している。すなわち1)地盤が変化する場合, 2)上層地盤を置換した場合, 3)変断面のクイを挙動, 4)短グイの挙動。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1972-06-15
著者
関連論文
- 土質工学30年の回顧
- 671.砂質土の最緩・最密充てんに関する実験的研究
- マトリックス法による横力を受けるクイの解法
- 613.マトリックス法による横力を受けるクイの解法
- 524.高圧細噴流による土の切崩し工法に関する考察
- グラウンドアンカーの発展の経緯と提案(グラウンドアンカー)
- グランドアンカー(仮説・永久・除去アンカー)
- 「グランドアンカーの安全性に関するシンポジウム」の概要
- 土質工学会発表の「アースアンカー工法」における外的安定計算と内的安定計算の違いを教えて下さい
- 掘削変形
- アンカ-の耐力 (第25回土質工学シンポジウム概要--ア-スアンカ-工法--その施設・施工に関する技術的諸問題)
- アースアンカーの問題点
- アースアンカー(永久アンカー)の設計についての提言
- 土質工学会基準 アースアンカーの設計・施工法(JSF規格 : D1-77)
- 244.土質工学会基準案 : アースアンカーの設計・施工法
- 建築基礎工法[XVI]
- 建築基礎工法(III)
- 土質工学会基準案 : 「グランドアンカー設計・施工基準」(JSF規格 : D1-87T)について