やや硬質な地盤における正方形基礎の Dynamical Ground Compliance

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概要

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以上の検討結果及び考察を要約すると, 次のとおりである。(1)実測によるDGCのデータは非常に少なく, 特に硬質地盤においては皆無であり, 本論文における報告は今後のDGC理論の検討資料を提供したと思われる。(2)水平加振, 回転加振及び上下加振のDGCの実測値は定性的には理論値と概ね合っていると思われる。今後の定量的な評価には, 更に実験的な検討を加えていく必要があると思う。(3)起振機試験時の「地盤の等価横波速度」は地盤に生ずる応力又は歪の大きさを表わす意味で非常に有用である。今後, 実験との理論との比較の1つの指標としたい。(4)基礎の接地圧分布の実測値がないため, DGC理論値と厳密な比較は出来ないが, DGCを無次元量として比較する方法は地盤横波速度又は基礎の寸法の異なる場合の実験的な検討評価の方法としてほぼ適切であると思われる。今後の基礎地盤の振動実験の評価の一方法として提案するものである。
社団法人日本建築学会の論文
1981-07-30

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