超弾性チタンニッケル合金のキャストクラスプとしての力学的検討
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概要
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本研究は,チタンニッケル台金のもつ超弾性特性に着目し,今まで以上の大きなアンダーカットでの設計の可能な,さらに変形の少ないクラスプの実現について,繰り返し着脱試1験および片持ち曲げ試験により検討を加えたものである.繰り返し着脱試験では,チタンニッケル合金によるキャストクラスプを作製し,[J腔内の予測できない義歯の動きにも考慮して,設定した方向での着脱とさらに傾けて着脱したときの維持力の変化を測定した.また,片持ち曲げ試験では通常のアンダーカットよりも大きな変位を与えてクラスプの挙動を考察し,超弾性チタンニッケル合金のキャストクラスプとしての可能性を模索した.
- 1995-02-01
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