インプラント作業模型の寸法精度 : ITIインプラントについて

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概要

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現在,インプラントによる治療法は欠損補綴に対する一選択肢として一般に認識されている.しかし,インプラントの偶発症の原因として不適合な上部構造が挙げられていることから,-L部構造を製作する作業模型が口腔内の状態を正確に再現していないことが考えられる.そこで,当教室の三次元座標測定システムを用い,作業模型の寸法精度の検討を行った.その結果,メーカーの指示に従い製作された作業模型は,通法に従って製作された作業模型より寸法精度が劣っていた.また,その原因としてトランスファーピンの存在や製作法の違いによる影響が考えられた.さらにインプラントヘッドを応用した作業模型は良好な寸法精度を示すことがわかった.
日本補綴歯科学会の論文
1996-08-01

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