相反性クリック症例の習慣的閉口運動末期における顆頭運動の解析
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概要
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復位性関節円板前方転位症例の閉口運動末期における顆頭の回転と移動との協調様相は,関節円板の再転位および関節円板が転位した状態での咬合接触によって,正常機能者とは異なる現象が存在していることが予想される.この現象を詳しく分析すれば,顎関節内の病態解明につながる可能性があると考えられる.本研究では,復位性関節円板前方転位病態の特徴的臨床症状である相反性クリックを有する症例を対象とし,先に報告した正常者の測定値と比較検討を行い,疼痛や治療予後,および顎関節内障の病態の進行との関連について検討している.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1996-08-01
著者
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