焼結金属を用いた陶材焼付前装冠に関する基礎的検討
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概要
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近年,開発された貴金属の焼結を応用したメタルセラミッククラウンは,焼結した金属層をメタルフレームとし,その上に陶材を築盛・焼成してクラウンを完成させる補綴物である.この方法を用いることにより,従来のポーセレンジャケットクラウンの強度不足の問題や陶材焼付前装鋳造冠の審美性の問題ならびに製作工程の煩雑さ等の問題に対して有効であるばかりか,金属の焼結により溶融体を得るのが困難な金属同士でも合金化できる可能性を秘めており,今後期待される方法である.本研究は,クラウンブリッジへの応用に際して重要な,精度強度ならびに陶材との結合などについて基礎的に,精査することにより,焼結金属を用いた陶材焼付前装冠の現状における臨床的価値について検討するとともに,今後の検討課題についても考察を加えている.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1996-06-01
著者
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