相反性クリック発生時の顎関節部の動態
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概要
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相反性クリックを有する症例の治療方針や治療効果を判定する場合に苦慮することが多い.それは,得られた臨床所見のみからでは関節円板および下顎頭の動態を把握しきれないことによる.本論文では,MRIと6自由度顎運動測定を組み合わせて解析する方法を用いている.それにより,関節円板の動態と顆頭運動を対比させ,相反性クリック発生時の顎関節部を詳細に解析することが可能となった.本研究で得られた結果は,相反性クリック症例に対し前方整位型スプリントを応用する際の有益な診断基準を示したものとして興味深い.
- 1995-04-01
著者
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