連結固定が歯周組織の粘弾性特性に及ぼす影響
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概要
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連結固定が,歯に及ぼす影響を明らかにすることは,支台歯となる歯を長く機能させる上で重要である.これまで連結固定による生体の健全歯への影響を経時的に観察した報告はほとんどない.本論文は,咬合の要因を排除した連結固定装置を隣接する健全歯どうしに装着した場合,ならびに歯とチタン製のエレメントを用いたIMZインプラントを連結固定した場合について,個々の歯の動揺度変化を約2カ月間観察した結果,連結前に動揺度の異なる歯を連結した場合に,動揺の小さい歯の動揺度の増加率が大きくなることを明らかにしており,ブリッジの支台歯を選択する場合に,動揺度の小さな歯の動揺が大きくなることに注意すべきことを示唆している.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1995-04-01
著者
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