火炎溶射法にて表面処理を施した金銀パラジウム合金とレジンの接着強さ向上に関する研究 : 溶射材の検討
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概要
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金銀パラジウム合金にレジンを強固に接合させることを目的として,この合金の表面改質に火炎溶射法を応用した.市販の溶射材および試作溶射材で改質した表面に,それぞれ4-META/MMA-TBBオペークレジンと各種光重合型硬質レジンを接着させ,接着性に及ぼす溶射距離や熱サイクルの影響を検討した.溶射試験片に対する接着性の評価は,臨床において多用されているリテンションビーズによる機械的維持群をコントロールとし,剪断試験で接着強さを測定した.そして,接着強さの優れる溶射材を検索し,接着性向上の原因を追究するために,溶射表面および溶射層を分析した結果,レジン前装鋳造冠における臨床応用には有効であるとの示唆を得た.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1994-08-01
著者
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