顎粘膜厚径の非侵襲的測定法の検討
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概要
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無歯顎補綴における印象術式や義歯の予後, 能力などに関係する大きな因子に顎粘膜の物理的性質をあげることができる. なかでもその被圧縮性については, 様々な観点から追求されてきたが, いずれも終局的な目標は, 臨床診断のための情報を得ることにある. 本論文は, 顎粘膜の性質を代表する被圧縮量に直結した顎粘膜厚径の測定法およびその結果に関するものである. 超音波法を用いており, 非観血的かつ日常の臨床の場でも容易に測定ができるうえ, 従来の方法に比して測定値が安定しているので, 多数例の測定や, 臨床の診査項目として日常化が期待できる.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1986-12-01
著者
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