チューイング進行に伴うガムの食品テクスチャーの変化が咀嚼機能に及ぼす影響
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概要
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咀咳運動は,食品の物性に影響されて変化する一方,咀咽される側の食品物性は咀咽の進行とともにストロークごとに変化させられる.したがって,咀咽機能分析の際に食品物性を定量し,さらに咀咽進行に伴うその経時変化を把握できれば,より明確に咀咽機能を評価できる.軟化したガムは物性が安定しており,咀咽機能分析の被験食品として広く用いられているが,軟化前のガムはチューイングに伴い物性変化するので,本来の咀暇に近い運動を導き出せる.本研究は,ガムの食品テクスチャーを定量し,そのチューイング進行に伴う経時変化が,健常有歯顎者と顎機能異常患者の咀咽運動ならびに咀咽筋筋活動に及ぼす影響について検討したものである.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1996-02-01
著者
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