顎関節雑音を有する顎機能異常者の顎運動解析
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概要
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顎関節雑音は疼痛,下顎運動障害とともに顎機能異常の主要症状の1つとなっているにもかかわらず,その病態や発生機序は十分に明らかになっているとはいえず,診断法や治療術式も確立していない.本研究においては,クリッキングを有する被験者に対して顎関節音,6自由度顎運動および外側翼突筋下頭筋電図の同時測定を行い,特にクリッキングの病態と密接に関係する顆頭の運動に注目した検討を行った.その結果顎関節雑音の客観的な診断基準を確立するための有望なパラメータを見い出すとともに必要な基礎的データを得ることができた.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1993-04-01
著者
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