咀嚼運動における咬筋のエネルギー代謝
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概要
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本研究は,ラットの咀嚼運動から一連の咀嚼時間,咀嚼サイクルおよび咬合圧とその分布を咬筋に縫着したフォーストランスデューサからの咬筋歪み信号により求め,^<31>P-Magnetic Resonance Spectroscopy (^<31>P-MRS)による咬筋エネルギー代謝測定のための刺激条件に応用し,咀嚼サイクルと咬合圧のバランスが咬筋のエネルギー代謝に及ぼす影響を検討した.その結果,リズミカルな咀嚼運動での咬筋エネルギー代謝は平均的咀嚼運動であれば有酸素的エネルギー供給能力の範囲内であることが明らかとなった.このことは咀嚼運動そのものと咬筋の疲労回復過程との関係について示唆を与えるものである.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1993-04-01
著者
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