ヒトの開口反射応答における筋電図学的および運動学的検討 : 第3報 筋放電活動および下顎運動路の時間様相における健常者と顎機能異常者(I型, II型)との比較について
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概要
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神経・筋機構の機能異常診断上で必須なことは,障害部位を特定しその原因を解明することである.そのためには,間診および種々の検査から得たデータを総合的に判断し,診断が決定されなければならない.この検査の段階では,種々の反射が用いられている.顎口腔領域においては,代表的な反射として,1つは伸張反射である閉口反射と他の1つは屈曲反射である開口反射がある.そこで本研究においては,川村に引き続き開口反射応答時のデータを顎口腔系機能検査における神経・筋機構の機能異常診断の一助とするために,川村と同一の健常有歯顎者および顎機能異常者を用い,開口反射応答時の筋放電活動および下顎運動路の時間様相について検討を加えた.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1992-08-01
著者
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