動的抽出法による非貴金属材料の細胞毒性評価 (in vitro)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
細胞毒性試験法は近年の動物代替の流れも相まって医療用具の生体安全性テストに欠かせない.本研究では補綴用材料として使用機会の多い非貴金属材料(Ni-Cr合金,Co-Cr合金,Ti)を取り上げている.材料と細胞の接触方法として抽出法が適しているとの考えの下に,補綴物として装着された後の咬摩耗の影響も考慮した動的抽出を行う際の抽出条件をしらべた.その結果,抽出条件の差により細胞毒性に差を認めており,動的抽出法による細胞毒性試験の有用性を再確認すると共に,その際の抽出条件設定に示唆を与えている.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1992-06-01