剛体条件の補正に関する研究第3報 : 独立間接法による補正
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概要
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下顎や咬合器の立体的変位を観測して得たデータには,測定誤差が含まれている。この測定誤差を補正する方法として,先に条件付間接法(第1報)と条件付直接法(第2報)を報告した。前者は観測標点が4個以上,後者は3個以上あれば使用可能で,いずれも測定誤差の補正に際して拘束条件を必要とする。本論文の独立間接法は,剛体に直交座標系を固定し,原点の座標と各座標軸まわりの回転角度の合計6要素を最確値として求めるので,拘束条件を使用せずに測定誤差の補正が可能である。そのため,観測標点が3個以上の場合,条件付直接に比べて,測定誤差の補正計算が簡潔で,剛体任意点の立体的変位やその誤差解析も容易に行い得る。
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1986-04-01
著者
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