ポリサルフォン酸床義歯の臨床的問題点
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概要
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本論文は一歯科医院において, 昭和56年6月以降新床用材料として健康保険診療にとりいれられたポリサルフォン酸樹脂を用いた臨床例についてまとめられたものである. 対象となった症例は, 昭和56年6月から昭和57年5月までに製作し装着された全部床義歯および部分床義歯116床である. これらについて経過観察および予後調査を行い, その結果から実際の臨床にポリサルフォン酸樹脂が床材料として応用された場合の利点欠点について, 従来のレジン床義歯と比較検討しながら精細に報告されている. したがって, この論文はポリサルフォン酸樹脂を臨床に応用する場合, 諸注意点や欠点に対する処置法などが示唆され, 参考となる点が多いものと思われる.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1983-10-01
著者
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