郡山市の三歳児におけるう蝕有病実態
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概要
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福島県郡山保健所が実施した昭和57年度3歳児歯科健康診査の結果を調査分析したところ次の結果を得た。1)郡山市の3歳児のdf者率は66.8%で, 昭和56年歯科疾患実態報告の結果72.4%をやや下回っていた。旧市内すなわち市の中心部と農村部間には, 地域差がみられ, 旧市内のdf者率が57.7%であったのに対して, 農村部のそれは82.1%であった。2)幼児はう蝕歯を比較的多く保有しながら治療を全く受けていない幼児群とう蝕を全く保有しないかあるいは治療を完了している幼児群に分けられ, f歯とd歯を併有する幼児は, 12.8%と少なかった。3)う蝕歯数が5以上の幼児では, う蝕歯の増加をきわめて阻止しにくい状態にあることが推測された。
- 東北大学の論文
- 1984-08-15
著者
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