欧州における搾乳ロボット開発技術の近況
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概要
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搾乳機の自動ハンドリングは乳生産の自動化の鍵となりうるものである。搾乳ロボットの開発において、種々の研究機関や企業が乳頭位置探索とユニットの装着方法等多くの新しい技術を開発してきた。搾乳ロボットの開発研究は、オランダ、フランス、イギリス、ドイツ、イタリア、ハンガリー等で実施されている。1992年にはユーレカ研究プロジェクトがIMAG-DLO(蘭)やCEMAGREF(仏)、及び両国の幾つかの企業が参画して開始された。最近では、オランダ製ロボットのプロトタイプがオランダやアメリカに設置されている。筆者は、1994年2月に搾乳ロボットの研究開発状況を調査するためにオランダ、ドイツ、フランスへ行く機会を得た。本報では、自分が見聞した内容に基づいて幾つかの自動搾乳システムや研究機関の概略・情報について紹介する。日本家畜管理研究会誌、30(3) : 95-102.1995.
- 日本家畜管理学会の論文
- 1995-03-09
著者
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