都市環境をプロデュースする : キャナルシティ博多
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概要
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衰退が著しい福岡市の中心部に「キャナルシティ博多」が1996年4月20日開業した。複合商業施設および市街地再開発の主な施設用途は、ホテル, 大型物販店, レストラン, 専門店, 劇場, 映画館, ショールーム, オフィス, 駐車場他からなる。事業主体の福岡地所株式会社は1978年に紡績工場跡地の土地34,715.69m^2を取得、日本の大手設計事務所に開発計画を依頼し、近代理論に基づく経済性や効率を優先した基本計画を完成させた。しかし、時代の変化を感じとり、新たな開発理念を求めてJPI(ジャーディ・パートナーシップインターナショナル社)他にデザインを再度依頼した。以来8年の歳月をかけて延床面積234,460.00m^2のプロジェクトを推進したが、大規模化、複合化の著しいこのプロジェクトを都市開発として捉え、都市における様々な事象を企画、構成、演出するプロデュースを実践した(図1)。
- 日本デザイン学会の論文
- 1997-01-31
著者
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柘植 喜治
千葉大学
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ジャーディ ジョン
ジャーディ・パートナーシップ
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フラー マーク
ウエット・デザイン
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ハーマン ダニエル
イドウ
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セルバート C.
クリフォード・セルバート・デザイン
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キャプラン ジョー
ジョー・キャプラン・アーキテクチュラル・ライティング
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柘植 喜治
千葉大学:株式会社北山創造研究所:株式会社k計画事務所:株式会社ストリーム:株式会社cdi
関連論文
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