携帯電話機J-D06"graphica"のデザイン開発(Product Design)
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概要
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本開発は、三菱電機株式会社(以下三菱電機と略す)と移動体通信事業者であるJ-フォン株式会社(現ボーダフォン/以下J-フォンと略す)との共同企画によるものである。開発初期の2001年秋当時、写真メールサービスにより飛躍的に加入者数を延ばしていたJ-フォンは技術先導による価値の画一化と端末バリエーションの幅の狭さを懸念し、将来へ向けた市場開柘を模索していた。一方、三菱電機では折りたたみ形の採用の遅れなどがあり、強いブランドイメージを市場に対し打ち出すことができず、販売に苦戦していた。三菱電機社内のデザイナーもデザインという立場から創造性を活かして現状を打破することを模索していた。このように将来に向けてさらなる市場開拓を試みたJ-フォンと、ブランドイメージを確立し販売力を強化したい三菱電機の思惑が合致し、革新的デザインの端末を開発するに至った。本報告は、主に三菱電機側の開発経緯を紹介するものである。
- 日本デザイン学会の論文
- 2004-03-30
著者
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原 正樹
三菱電機株式会社デザイン研究所
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山本 光彦
三菱電機株式会社デザイン研究所
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堀 武幸
三菱電機株式会社デザイン研究所
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山名 新二
三菱電機株式会社デザイン研究所
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荒井 秀文
三菱電機株式会社デザイン研究所
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増田 英雄
三菱電機株式会社デザイン研究所
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大江 裕
ボーダフォン株式会社
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福原 知鈴子
ボーダフォン株式会社
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大江 裕
ボーダフォン株式会社:j-フォン株式会社
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福原 知鈴子
ボーダフォン株式会社:j-フォン株式会社
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