企業ライブラリーとナレッジ・マネジメント(ナレッジ・マネジメントとレコード・マネジメント : 新しい記録管理のあり方を求めて)
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概要
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企業の知識への入口、ポータルサイトである企業ライブラリーは、企業内外の知識の移転・共有・活用を通し、ナレッジ・マネジメントに貢献できる。一般的には企業外で発生する知識の方が企業内で発生するそれよりは圧倒的に多く、企業外の知識をいかに収集・活用するかが、ナレッジ・マネジメントでは重要である。ナレッジ・マネジメントでは、情報技術を上手に利用することもポイントで、自前のデータベースを整備し、情報ネットワークで知識を提供することが不可欠である。また、インターネットの普及などにより、知識が氾濫する現在では、知識を取捨選択することも重要である。このために、企業ライブラリーはレファレンス力を強化し、「知識ナビゲーター」の役割を果たすことを期待されている。この他、外部の知識を取り入れるために、企業ライブラリーを中小企業や起業家に開放し、彼らの知識取得を支援するとともに、コラボレーション環境を整備することも大切である。
- 記録管理学会の論文
- 1999-09-15