国際標準から見た日本の文書管理の課題 : ISO15489の意味するもの(イノベーションとしての記録管理)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では、新しく制定された文書管理の国際標準ISO15489の紹介を行いながら、そこで謳われている文書管理の目的に照らし、日本の文書管理において特に欠けているものを課題として取り上げることとした。日本の文書管理では、従来、ファイリングシステムと呼ばれる手法中心のものが主流であったために、文書管理の目的或いは理念、コンセプト的な面が弱かった。そこで「説明責任」「コンプライアンス経営」「組織の重要機能」の三つの視点からの文書管理を今後、達成すべき日本の文書管理の課題として明確化した。
- 記録管理学会の論文
- 2002-11-30
著者
関連論文
- 文書・記録の標準・規格(情報活動と標準規格)
- 記憶と記録を未来にどう残すのか(パネルディスカッション,第2部,出版記念セミナー,記録管理の社会的責任,2006年研究大会)
- パネルディスカッション「公文書管理の法整備に向けて」,記録管理学会・ARMA東京支部合同特別セミナー)
- 記録管理のパラダイムシフト(「記憶、記録、史料、館、ネットワーク-そのパラダイムシフトを考える」)
- 総務省「情報公開法の制度運営に関する検討会」について--求められる文書管理システム
- 組織の倫理と記録管理(組織の倫理と記録管理)
- オフィスにおける文書の廃棄基準(資料・データを捨てる)
- NARAとともに : わが戦略計画と成果(「記憶、記録、史料、館、ネットワーク-そのパラダイムシフトを考える」)
- 競争力を生む知識 : 組織の壁を乗り越えて
- 第49回ARMA年次大会参加報告
- 文献紹介 William SAFFADY. Records Information Management: A Benchmarking Study of Large U.S. Industrial Companies, ARMA International 2002
- 新しいレコード・マネジャーの役割論
- 紹介 記録管理の国際規格ISO15489 パート2 テクニカルレポートの概要(6・最終回)記録のプロセスと統制:記録管理のプロセス
- 紹介 記録管理の国際規格ISO15489 パート2 テクニカルレポートの概要(5)記録のプロセスと統制:記録管理のプロセス
- 紹介 記録管理の国際規格ISO15489 パート2 テクニカルレポートの概要(2)戦略、設計及び導入
- 紹介 記録管理の国際規格ISO15489 パート2 テクニカルレポートの概要(1)適用範囲から方針と責任まで
- 紹介 記録管理の国際規格ISO15489の概要(4・最終回)記録管理のプロセスと統制(続き)から教育まで
- 紹介 記録管理の国際規格ISO15489の概要(2)規制環境から記録システムの設計と導入まで
- 紹介 記録管理の国際規格ISO15489の概要(1)制定の意義から記録管理の利点まで
- 国際標準から見た日本の文書管理の課題 : ISO15489の意味するもの(イノベーションとしての記録管理)
- 辰巳渚著, 『「捨てる!」技術』(宝島社新書), 宝島社, 2000. 4, 222p, 680円
- 内部統制と記録管理 ―日本版SOX法へどう対応するか―
- 情報セキュリティと記録管理
- 記録管理の国際標準ISO15489
- コンプライアンスと記録管理
- アーカイブズと記録管理
- 内部統制と文書管理(第4回・最終回)
- 紹介 記録管理の国際規格ISO15489 パート2 テクニカルレポートの概要(3)戦略、設計及び導入