人文科学電子テキストのレコード・マネジメント
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概要
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「電子テキスト」(electronic texts) は1949年Roberto Busa神父がトマス・アクイナスの著作のコンコーダンス、インデックス・トミスティカス(Index Thomisticus)を作成したのを始祖とする。爾来人文科学者は電子テキストを研究のために使用してきた。しかし「電子テキスト」が研究・教育のための貴重な資料として認められ、それを支持する努力がなされるようになったのは、1990年代になってからである。「電子テキスト」のレコード・マネジメントは電子テキストのデータについての記録と電子テキストを記録する書誌情報の二種類の構成部分から成る。前者はテキストのデータ内容のコントロールであり、後者はテキストへのアクセスを可能にするための書誌的コントロールである。電子的特性を享受するためには生成の段階からテキストそのものの再使用、そしてアクセスと利用のための情報までの確立したレコード・マネジメントが喫緊である。
- 2001-11-30
著者
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