関東山地東側及び周辺丘陵地・台地における竹籠の展開 : 旧武蔵国を領域とした自然環境及び生業と竹籠意匠の関係性について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
秩父市域(山地)、八王子市域(丘陵地)、所沢市域(台地)を対象とし、竹籠の意匠と地形、生業とのかかわりについて調査分析を行った。結果として次のことが明らかとなった。1.円筒形で底を斜め網代編みとする笊目編みと、円筒形で六つ目編みの2つの技術系統が基本である。2.山地ではこの2つの系統以外に直方体形で底を網代編み、胴を笊目編み、縁を組み縁にする技術系統がある。3.畑作用籠の意匠を基本とし、副業にあわせた多様な意匠の展開がみられる。4.傾斜地と平地での運搬手段の違いが、籠の形態、大きさに関係している。
- 2002-05-31
著者
関連論文
- E08 八王子旧市街上地区の祭礼にみる服飾デザイン(地域振興・地域研究、家具・木工,「想像」する「創造」〜人間とデザインの新しい関係〜,第56回春季研究発表大会)
- F08 伝統的都市祭礼の中の象徴的モノについて : 八王子祭山車はどのように認識されているか(地域振興・地域研究,心「こころ」とデザイン,第55回春季研究発表大会)
- 八王子祭山車はどのように認識されているか
- イロリからホリゴタツへ--関東山地周辺の炉の変遷
- B05 中国貴州省苗族トン族の工芸的資源の活用について(家具・木工研究部会,伝統的資源と現在学,口頭による研究発表概要,平成18年度 日本デザイン学会 第53回研究発表大会)
- 関東山地東側及び周辺丘陵地・台地における竹籠の展開 : 旧武蔵国を領域とした自然環境及び生業と竹籠意匠の関係性について
- 埼玉県西秩父地域における副業的竹籠職人の技術体系と意匠
- 山口県豊北町矢玉の住まい (〔日本民俗建築学会〕大会発表研究論文・報告)
- 埼玉県秩父地方における技術文化の変容 : 竹籠の意匠と社会・経済的背景との関連性
- 討論 (日本民具学会第36回大会 宮本常一没後30周年記念シンポジウム「宮本常一 写真による生活文化研究」) -- (パネルディスカッション「写真資料の魅力と可能性」)