マーク・シンボルの面積計測量による形状特徴の分類
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概要
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本報告は, 図記号類の形状指数による統計, 検索や分類研究の一部で面積量を利用するものである。面積量の中, 実面積, 穴を含む面積および凸閉包面積について検討した。この三指数の相互関係と表現する特徴要素を報告した。マーク・シンボル類には一ラベルと複数ラベルの図形がある。複数ラベル図形では, ラベルの相互関係, 配列, 構成は形状特徴量とともに図形の特徴を表現する大切な要因である。複数ラベル図形におけるラベル間の関係は並列, 包含および交差に分類できる。具体例をあげて, 各関係をもつ図形の特徴を説明した。面積量は図形の視覚的なパターンと関係が深い。広範囲の形状の図形データベースと, 面積量の検索用指数を用い, 基本と考えられる単純な一ラベル図形から複雑な形までの変化をさぐる試みをおこなった。そのうち三種について論じた。
- 日本デザイン学会の論文
- 2000-07-31