図記号類の形状特徴量の計測
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ビデオセンサーを用いる図形計測技術により, 図記号類の特徴量を二値化画像について測定し基準値を定めて正規化し形状によって一定値を示す指数を求める。図記号類としては印刷用各国文字及びサインマーク類を用いた。測定値は汎用画像処理機で得られる数値とする。指数は出来る限り視覚に関連のある性状を表現するものとする。まず技術的な説明として計測数値を説明しそれから得られる正規化指数が表現する図記号類の性状を説明する。指数から見た図記号群全体の持つ特徴, 更に文字群とサインマーク群に大分類し夫々の特徴を報告する。計測数値と指数について, その数値と図形の形とが如何なる関係にあるかを示すため, 特徴的な文字やサインマークを挙げてその数値を示す。一つの指数は図形性状の一つの断面を表すもので多数の指数がある。その指数間には相互に関係がある。幾つかの指数間の関係を報告する。指数は客観的数値であるから計算や統計処理が出来る。この技術の可能性について考える。
- 日本デザイン学会の論文
- 1998-07-31