揺らぎパターン柄を持つ図案の開発技法 : 1次元非平衡振動系の時間発展を擬2次元的に図示するアルゴリズム
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概要
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パターン柄を持つ図案を開発するコンピュータ上のアルゴリズムを提案する。このパターン柄は, アルゴリズムの中の拡張された力学系により計算されたマトリックスから作られる。この拡張された力学系は, 擬2次元的な時間構造をもつが, 内部に2つの方程式を持っている。これらの方程式は, 1次元の非平衡状態を持っている振動子から構成されていて, それぞれの時間軸上で類似の数式的形式をもっている。この行列で示されている2次元的な時間発展は, その揺らぎの効果によりエネルギーの流入と流出とがいつもバランスがとれている。この方程式が, 1次元の非平衡状態を記述している限り, 拡張された力学系の2次元的な時間遷移は安定していて, また, それ故, 揺らぎパターン柄を持つ図案開発に利用することができる。
- 日本デザイン学会の論文
- 1999-01-31
著者
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