1980年代前半におけるワークステーション環境の形成とデザイン課題 : インタラクション・デザインの概念と展開に関する考察 (2)
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概要
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1980年代初頭からのエンドユーザーコンピューティングの進展とともに、オフィスにおけるコンピュータ機器・システムの使い易さと、快適で効率的な作業環境の形成・維持などに関するさまざまな課題が生じてきた。これらに対応し、コンピュータ機器・システムのデザイン開発現場においても、80年代後半から90年代を見通した、新たなオフィス情報処理環境のコンセプト構築と、その実現に向けたデザイン開発手法の獲得が不可欠となっていた。本稿では、筆者らが1980〜82年に実施した企業内デザイン研究を事例として、新たなデザイン方法論としての"インタラクション・デザイン"の概念とその手法について考察した。これらの考察を通じ、インタラクション・デザインの機能の検証と、今日のオフィスで一般的になっているワークステーション環境の構築において、そこでのデザイン課題の形成と基本的解決が、主に1980年代前半においてなされたことを示した。
- 日本デザイン学会の論文
- 2003-05-31
著者
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